第9回 日本スポーツマスターズ2009 ソフトボール競技
第9回日本スポーツマスターズ2009男子ソフトボール競技富士山静岡大会も、
本日いよいよ最終日を迎えた。連日の熱戦を勝ち上がった4チームが頂点を目指し、
最後の力を振り絞っての総力戦となった準決勝・決勝は僅差の試合となった。
優勝・スペシャル長崎
準優勝・カムカム歯科医院 |
第三位・土佐土建 |
第三位・福島北ソフトボールクラブ |
決勝戦 |
同点への口火となったカムカムエース金城長玄選手の二塁打 |
長崎・代打古瀬が勝ち越し2点タイムリー |
思いを込めて |
カムカム同点タイムリー山田俊幸選手 |
準決勝(A球場) カムカム歯科医院 4−2 土佐土建
カムカム歯科医院が土佐土建の追い上げを振り切って、初の決勝進出!
連覇を狙う土佐土建に対し、先制したのはカムカム歯科医院。
初回、比嘉のツーベースを足掛かりに、金城長玄と与儀のタイムリーで2点を先制。
続く2・3回には相手守備の乱れを突いて得点し試合を優位に進め、
粘る土佐土建の強力打線を2点に抑えて逃げ切った。
土佐土建は4回、有吉・松本の連続タイムリーで2点を返したものの、
その後は金城長玄の打たせて取るピッチングの前に打線が振るわず、準決勝で姿を消した。
準決勝(B球場) スペシャル長崎 4−1 福島北ソフトボールクラブ
スペシャル長崎が長打で圧倒して福島北ソフトボールクラブを退け、初の決勝へ!
元気な声も自慢のスペシャル長崎は3回、勘田のツーベースに栗崎がヒットで続き、
その後の相手守備の乱れから先制。5回には出口と栗崎のスリーベースなどで3点を奪ってリードを広げた。
投げては白浜が要所を締める丁寧な投球で相手打線を1点に抑えて勝利を手中にした。
福島北ソフトボールクラブは初回、一死満塁のチャンスをダブルプレーで逸したのが響いた。
5回に土屋のタイムリーで1点返したものの反撃もそこまで。福島県勢初の決勝進出はならなかった。
決勝 スペシャル長崎 4−2 カムカム歯科医院
接戦を制したスペシャル長崎が、初出場で初優勝の快挙を成し遂げた!
スペシャル長崎は初回、栗崎・白浜・前浜の3連打で2点を先制。同点に追いつかれた6回には
死球の走者を2人置いて代打森がきっちり送り、続く代打の古瀬が2点タイムリーを放って試合を決めた。
投げては安田・白浜の見事な投手リレー。みんなで盛り上げ、全員ソフトで見事優勝を飾った。
カムカム歯科医院は1点返した後の6回、金城長玄のツーベースからチャンスを作り二死から
山田のタイムリーで同点に追いついたが、最後は力尽きた。
少数精鋭、沖縄ソフトボーラーの意地を見せた準優勝にも拍手を送りたい。
優勝したスペシャル長崎・坂中秋徳監督の談話
先制して逃げ切るのがうちの勝ちパターン。(決勝で)同点になるまでは安田で行こうと思っていたので、
最終回の白浜のリリーフは予定通り。(6回に同点に追いつかれ)やっぱり簡単には勝たせてもらえない。
基本的には打撃のチームだが、一方でタイプの違う2人の投手がそれぞれの持ち味を出して、
勝利に貢献してくれたのも大きい。色んな意味で縁起のいいユニフォームを着て出れたことや、
この大会直前に亡くなった長崎壮年の吉村さんの弔いなどの思いもあり、さらにチームが一丸となって戦えた。
決勝が一番大変だったがみんなが当たっていたし、どこからでも得点できる打線が売りなので、
本当に優勝できて夢のよう。一般男子のクラスからの選手が殆どで創部4年目。チーム数も少ない長崎では
本当に精鋭のメンバー。五島列島からの選手も出場している。優勝の副賞が金メダルでなく、
金カフスボタンというのは初めてだけど、実用的だしみんなで揃えることも出来るので、いいプレゼントだと思う。
スペシャル長崎選手の皆さんより
昨日、監督がカツカレーをおごってくれた。監督がおごってくれるのは初めてだったし、どうしても勝ちたかった。
毎試合前の選手・審判員・記録員・放送の紹介でめちゃくちゃ盛り上げる。普段暗いもんで?(笑)
特に放送員の紹介で盛り上がるのは・・・勝利の「女神」を自分たちの味方に付けたいから。
とにかく全員で勝ち取った初出場で初優勝がすごく嬉しい。